理論暗記がまったくできないわたしが税理士試験に合格した話

わたしは理論暗記ができません。
苦手なのではなく、まったく理論を暗記できず、こんな調子なので覚える気もありませんでした。

税理士試験は理論暗記が必須なのか?

「税理士試験は理論暗記が必須です。だから、この理論教材を暗記しましょう。」
受験生のみなさんなら、一度は耳にしたことがあるフレーズかと思います。
わたしも「そういうもんかな」と思っていました。
ですが、理論暗記が「必須」だと誰が決めたのでしょうか?
そもそも条文からかなり改変されている「理論教材」の暗記で合格するのでしょうか?

「暗記はしなくていいです」と言われた衝撃

わたしが法人税法のある上級クラスで初めて受講した日、講師に「理論は暗記しなくていいです」と言われました。
彼はそこまで深くその理由を説明しませんでしたが、当時の法人税法の試験問題のスタイル的にも暗記では太刀打ちできないものでした。
そこで、理論暗記をやめ、計算テキストと理論教材とを読み比べて「理解をする」ことに重点を置いて勉強を進めていきました。
時間はかかったものの結果は良好☆
2013年、無事に法人税法に合格することができました。

もう一度「暗記はしなくていいです」と言われた衝撃

翌年、所得税法のある上級クラスで、
「理論は暗記しなくていいです。かわりに毎日10題、前から順番に理論教材を読んでください。」と言われました。
(あとで聞いたところ、法人税法の講師の方は、所得税法の講師の方の元受講生とのことでした。)
「前から順番に読み進めることで、所得税法の理論体系と所得税法の言い回しをカラダに叩き込む」という趣旨でした。
週に1回転(1日12題くらい)読もうと決めて、時間ができればすぐに理論マスターを開いて読む生活を半年間送りました。
…これで、その年1発で受かっていたらかっこいいんですけどね(笑)
人生そんなにうまくいきませんよね。
2014年は理論はきれいに書けたのに、計算しくじって再チャレンジ、2015年に合格しました。
(その翌年2016年に消費税法に合格し、税理士試験を卒業したのですが、それはまた別の機会に。)

「理論暗記ができないから合格できない」はウソ

一時期、所得税法のある上級クラスの採点のお手伝いをさせていただいたことがあります。
採点する側に立つとよくわかります。
「理論教材を暗記してくれる方が採点がしやすい。特に字が汚い人の答案は。」
だから、理論教材の暗記を勧めているのかなと思います。
もう1点、理論暗記のメリットはスピード勝負のときに強いです。確実に勝てます。
理論暗記をしないと、答案を書くときに自分で文章を構築していかないといけないですからね。

もし、理論暗記ができなくて苦しんでいる方がいたら、一度、「理論教材を頭から順番に読む」を試してみてください。
少し時間はかかるかもしれませんが、理論暗記ができなくても合格できます。
(具体的な方法は近いうちにまた書きます。)